社長田中千秋

歌川広重作品の買取は、絵画骨董買取プロにお任せください。

絵画骨董買取プロ社長の田中です。弊社は親子三代80年の買取実績があります。電話、メール、お手紙で歌川広重買取のご依頼を受け付けています。スタッフ一同、丁寧な対応を心がけています。もし歌川広重の作品をお持ちでしたら、ぜひ絵画骨董買取プロにご相談下さい。

歌川広重

うたがわひろしげ

浮世絵師・版画家 1797（寛政9） - 1858（安政5）

江戸の定火消屋敷で、安藤源右衛門の長男として生まれる。本名は安藤鉄蔵。号は歌川、一遊斎、一幽斎、一粒斎、東海道、幽斎、歌重、墨林樵者など。江戸で当時人気の歌川豊国と同門の、歌川豊広の弟子となる。狩野派を岡島林斎に、南画を大岡雲峰に学ぶ。透視図法を取り込んだ巧みな画面構成、遠近の対比などによって描かれた名所絵は海外でも高い人気を誇る。四季折々の変化する風景を、そこに生活する人々を描きながらとらえ、自然と叙情性が生まれて日本の美しい自然が再現される。代表作に『東海道五十三次』『東都名所』『名所江戸百景』等。また『名所江戸百景』は後にゴッホが模写したことでも有名である。栃木県那須郡や山形県天童市、岐阜県恵那市、静岡県静岡市に美術館がある。

歌川広重「亀戸梅屋敷」

歌川広重作品の査定のポイント

歌麿や葛飾北斎と並んで、最も有名な浮世絵師の一人です。「東海道五十三次之内」のヒットで風景画の広重として知られています。実は生涯に２０種以上の「東海道もの」の浮世絵を出している広重。その中でも特に有名で、広重自身の出世作になったのが”保永堂版”といわれるものです。シリーズの中でも評価が高いもの（日本橋、庄野、蒲原など）とそれほどでもないものがあります。

秋華洞では浮世絵の状態とともに、その作品の需要（簡単に言うと人気度）も併せて総合的に査定します。また近年、東海道五十三次之内（保永堂版）をしのぐ勢いで人気が高まっているのが、広重の晩年の作品「名所江戸百景」です。これはすべて竪絵（たてえ、風景画は縦に描くのは難しいとされている）で描かれた江戸とその近郊の名所図で、中にはゴッホが模写した「亀戸梅屋舗」、「大はしあたけの夕立」なども含まれています。この作品は沢山摺られているため、古い摺りが新しい摺りかで評価も変わってきます。（初摺りや初期のものは線もシャープでぼかしなどが多用されているため、美しさは格別。）このほか短冊の花鳥画、「魚づくし」、「京都名所」、「近江八景」一般的には知名度は低いかもしれませんが、三枚続のパノラマで堪能する月の絶景　「雪月花」の3部作、「武陽金沢八勝夜景」「木曾路之山川」「阿波鳴門之風景」は名品と言われています。

これらの広重作品をお持ちの方はぜひご相談ください。