加守田章二を
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陶芸家。大阪府岸和田市に生まれる。京都市立美術大学（現・京都市立芸術大学）工芸科陶磁器専攻卒業。富本憲吉、近藤悠三に師事。日立製作所関連の製陶所などを経て、昭和34年（1959）栃木県の益子に移ったのち独立し、陶芸家としてデビュー。昭和36年（1961）には鉄釉作品で日本伝統工芸展に初入選したのを皮切りに、曲線彫文、彩陶など新境地を次々と発表。昭和44年（1969）から岩手遠野市で制作を始める。昭和49年（1974）には40歳の若さで、陶芸家初の芸術選奨文部大臣新人賞を受賞。夭折の陶芸家であり、独立後の作陶期間は20年程度であったが、独創的な器形を広く展開した加守田は、従来の陶芸の概念を超え、多くの人を引きつけた。日本陶芸協会賞、高村光太郎賞受賞。