上村松園の美人画を高い評価で買い取ります

私どもは、美術商の中でも特に美人画を専門に扱っており、その中でも最も評価の高い上村松園の作品を探しております。
気品あふれる松園の美人画は、日本人の気骨や粋、そしてたおやかな美しさを象徴するものです。私どもでは、松園作品を高く評価し、適正な価格で買取いたします。

上村松園は、美人画を無数に描いております。このなかで、女性の顔を大きく描いた「大首絵」は人気が高く、松園がこだわった日本髪の結い方や、櫛・簪（かんざし）などの装飾が細やかに描かれた作品は希少とされています。（下記の絵画作品のなかでは、右の作品が<大首絵＞になります）

また、松園の作風が円熟した昭和10年～20年頃の晩年の作品は、特に市場価値が高い傾向にあります。京の町の伝統的な風俗を華やかに表現したこれらの美人画は、今もなお多くの人に愛されています。

上村松園の評価は、様々な要素によって決まります。
いうまでもありませんが、真贋の問題。偽物もかなりありますので、慎重に取り扱うことが重要です。
構図としては、横サイズでの大首絵が比較的評価されることが多く、数千万円の評価になることもあります。
また、年代の問題。若い頃に描かれた作品はサイン（落款）に「女」と入っており、人物の出来栄えもやや柔らかくまるく、優しい絵ではありますが、
全盛期のような強い緊張感はありません。反対に晩年に近いほど絵は格調高く、美人と言っても単に親しみやすい美人というよりも気品のある理想を示しているように思われます。こうしだ時代の作品は特に評価が高くなります。
美人画は、クローズアップが大きいほど評価される傾向があり、人物が小さいと、評価されないことが多いです。

また、上村松園は美人画以外も多数描いており、小物、おたふく、松や鶴などの縁起物、書、季節もの、雛など、実はかなり描いており、これは彼女の魅力でもあるのですが、美人画に比べるといくぶん安い価格で評価されることがあります。

上村松園の場合、「東美鑑定評価機構鑑定委員会」で鑑定・登録を行っています。

鑑定に出す前に、真贋判断の可能性、評価など、事前に無料にてアドバイスさせていただきます。
私どもでは鑑定書取得の代行も行っておりますので、まずはお気軽にご相談ください。

上村松園の場合、息子さんにあたる松篁先生や孫の淳之先生による鑑定シール等が貼られていることもあります。
写真をお送りいただく場合は、こちらもお送りください。