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明治の美術品の買取
GENERATIONS

明治時代の作品を積極的に買取しています。明治時代(1868年~1912年)は、日本美術にとって大きな変革期でした。西洋の影響を受けながらも、日本独自の美術が模索される時期であり、洋画や日本画、工芸など、多くの分野で新しいスタイルや表現が登場しました。黒田清輝、横山大観、下村観山、月岡芳年、鏑木清方などお持ちでしたらお気軽にご相談下さい。

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1. 洋画の発展

西洋の絵画技法を学んだ日本の画家たちが活躍しました。明治時代前期では、高橋由一らの重厚な油彩画が主流でした。中期以降はフランス留学から帰国した黒田清輝により、印象派の影響を受けた洋画が盛んになりました。黒田や藤島武二らが結成した白馬会には、和田英作や青木繁など若手画家も参加しました。

2. 日本画の新しい方向性

日本の伝統的な絵画も、明治時代に転換期を迎えます。東京美術学校では、橋本雅邦の指導を受けて下村観山や川合玉堂が新たな日本画を模索しました。なかでも横山大観と菱田春草は、輪郭線を用いない「朦朧体」の技法を生み出し、革新をもたらしました。京都では、西洋画の写実性を取り入れた竹内栖鳳が活躍しました。

3. 明治の浮世絵

明治時代では、印刷技術が発展し浮世絵は徐々に衰退しますが、文明開化を描いた「開化絵」など新たな試みが行われました。小林清親や月岡芳年は西洋の写実主義を取り入れ、「最後の浮世絵師」と称されました。役者絵を得意とした国周、迫真的な戦争絵を手がけた周延も代表的です。

4. 工芸・デザインの革新

明治時代には、工芸・デザインにも革新が起こりました。京都では、浅井忠が西洋のアール・ヌーヴォーの影響を受けた工芸図案を手がけ、神坂雪佳が琳派を近代風にアレンジしました。東京では、日本画家・渡辺省亭が七宝作家・濤川惣助との共同制作に取り組み、国際的に高く評価されました。

5. 江戸の残り香

新たな風潮が起こった明治時代にも、江戸時代の伝統を受け継ぐ画家がいました。東京の下町に生まれた鏑木清方は、浮世絵をベースとして、明治風俗に取材した美人画で人気を集めました。近代美人画の名手に数えられます。

明治時代の美術は、まさに伝統と革新、東洋と西洋の融合が見られる非常に豊かな時代でした。明治時代の作品をお持ちでしたらぜひお気軽にお問合せ下さい。

明治の作家

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