小林清親の作品
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浮世絵師。江戸本所に御蔵番の子として生まれる。幼名は勝之助。別号に方円舎・真生楼などがある。下岡蓮杖・河鍋暁斎に日本画を習い、漆絵を柴田是真に習った。また明治7年前後には英国人ワーグマンの下で一時洋画を学んだ。明治9年、大黒屋より洋風木版画の「東京名所図」を出版し始める。洋画の手法を取り入れた新様式の錦絵「光線画」を編み出し、洋風の光と影の表現を巧みに取り入れた風景版画を描いた。また風刺画も手掛け、後年は肉筆画も多く描いた。当時の東京市民の生活風景や社会を風刺する滑稽なポンチ絵と言われた新聞挿絵でも活躍した。また、光線画の手法を取り入れた戦争画も日清戦争時には多く手掛けている。