魯山人の買取 | 陶磁器、古美術の買取・鑑定なら絵画骨董買取プロ/東京銀座 秋華洞
陶芸家、書家、美食家、料理家。初め書家として名声を博す。料理や骨董にも興味を持ち、1919年東京に骨董店「大雅堂芸術店」を開店、やがて作陶も始める。特定の師を持つことなく、独自の鑑賞眼を以て古美術品から学んだ技と精神を土台に、独創的な作品を生み出した。1955年人間国宝認定辞退。
魯山人作品の査定ポイント
魯山人は、篆刻、書、絵、そして食の専門家でもあり、「陶芸家」としてくくることのできない芸術家です。生涯で20~30万もの作品を残したと言われており、染付、備前、赤絵など陶器だけでも多岐に渡ります。
こちらでは北大路魯山人作品の査定のポイントを詳しく解説します。
・point 1. 高く売れる図柄・作風
・point 2. 制作年代と買取価格について
・point 3. 共箱は査定評価額に影響するか
・point 4. 共箱がない、共箱に欠点がある場合
高く売れる図柄・作風
桃山などの伝統的陶芸を心に置きながらも大きく構想を膨らませながら同時に用の美の質素さも持つ、魯山人の作風を強く反映する作品が評価が高いといえるでしょう。
制作年代と買取価格について
魯山人は比較的晩年の評価が高いです。
前半期の作品は箱書きにも作品本体にも「魯山人」あるいは「魯」などの銘を入れますが、後半期から無造作にカタカナの「ロ」を入れるようになります。
この「ロ」時代の作品に成熟した魯山人芸術が多いのは事実でしょう。
若いときは端的に実用性の高いものが多いともいえます。
共箱は査定評価額に影響しますか
作者自身が箱に署名したものを「共箱(ともばこ)」といい、査定する上で大変重要です。「ロ」サインのものが評価が高いのはもちろんですが、「友斎箱」(ゆうさいばこ)の作品が名品と言われています。
「友斎箱」(ゆうさいばこ)とは?
京都の指物師「前田友斎」が制作した共箱。魯山人が窯場まで呼び寄せ自信作に合わせて特別な箱を作らせました。鑑定の証になったりもします。
箱の裏側に友斎印が入っています。
共箱がない、共箱に欠点がある場合
残念ながら共箱が失われている場合も多いです。
その場合は、黒田陶苑さんの箱書きが有効です。
ただ、共箱も黒田箱も、それがよいかどうか判断が必要なケースもあり、経験のある専門家の判断が必要です。
共箱が壊れている場合は?
箱書きが薄くなっていたり、汚れている、壊れている、などの場合は評価に影響を与える場合もあります。ただし、ご自身で箱を直されたり綺麗にしようとしたりすることはお勧めしません。まずはご相談下さい。
北大路魯山人の鑑定について
北大路魯山人の場合、銀座黒田陶苑さんで毎月1回鑑定が行われています。
弊社で鑑定取得の代行もいたしますので、お気軽にご相談ください。
査定依頼をいただければ、鑑定に出したほうが良いかアドバイスすることができます。
こうしたことを含めてぜひ絵画骨董買取プロにご相談ください。
北大路魯山人の鑑定機関:銀座黒田陶苑
北大路魯山人の相続
秋華洞では、北大路魯山人作品の買取だけでなく、相続査定評価書の作成も行っています。
相続や企業様の美術品評価が必要な場合はお気軽にご相談ください。