伊藤若冲を
高価買取いたします

江戸中期の画家。京都錦小路の青物問屋「枡源」の長男として生まれる。本名源左衛門。家業のかたわら、狩野派、光琳派や中国の元代、明代の画法を学んだ。「若冲」の号は、禅の師であった、大典禅師から与えられたと思われる。40歳(1755年)で家業を弟に譲り、絵画の制作に専念した。若冲という人物は、絵を描くこと以外、世間の雑事には全く興味を示さず、生涯妻子を持たなかった。作品は山水画は少なく、写生的、装飾的な花鳥画と水墨画に異色の画風を作り上げた。身近な生き物たちを写生する姿勢が示されるが、写生の画家ではない。作画の動機は写生にあるとはいえ、描き出された世界は若冲の心象風景にある生き物たちである。代表作に「動植綵絵」(宮内庁三の丸尚蔵館蔵)「糸瓜群虫図」細見美術館蔵など。
伊藤若冲作品 査定のポイント
2016年に東京都美術館で開催された「伊藤若冲展」は最大5時間待ちの日があったそうで、幅広い世代で若冲の人気がうかがえます。弊社でもご購入希望のお問い合わせが多い作家のひとりです。
こちらでは伊藤若冲 査定のポイントを詳しく解説します。
POINT 1
高く売れる図柄
美術品は描いてある図柄によって、評価が大きく変わります。やはりその作家の人気テーマのほうが評価額も高いものです。
伊藤若冲の場合、人気が高いのはやはり動物画。
羽毛の一枚いちまいに至るまで細密に描かれた鶏の絵がよく知られていますが、「筋目描き」を用いて表された鯉や、卵のようなシンプルな形で捉えられた鶴など、墨一色で一気呵成に描きあげられた作品も高く評価されています。
POINT 2
鑑定書について
近代以降の画家では、美術商の協同組合「東美鑑定評価機構鑑定委員会」が鑑定書を発行している場合が多いです。
ただ江戸時代以前の画家の作品に対し鑑定書を作成する機関はありませんので、伊藤若冲の場合は鑑定書の有無は問題になりません。
評価の高い作家ほど質の高い贋作が数多く出てきます。このような事情からも若冲の多数作品を扱っている店舗での査定・買取をお勧めします。
弊社では長年若冲の作品を扱ってきました。買取と販売をしていますので、査定に自信があります。安心してご相談下さい。
表装や額が傷んでいても、絵柄自体の評価はほとんど変わりませんので、ご自分で直さず、そのままお持ちください。