瀧口修造を
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富山県生まれの詩人、美術評論家。、慶應義塾大学英文科卒業。アルチュール・ランボーやウィリアム・ブレイクに傾倒し学生時代から詩作を行い、詩人・英文学者の西脇順三郎に学ぶ。30年には親交のあった仏詩人アンドレ・ブルトンの『超現実主義と絵画』の翻訳を行い、日本にシュルレアリスムを導入した。前衛芸術の推進に努め、47年に「日本アヴァンギャルド美術家クラブ」の結成に参加。51年、詩人や美術家、音楽家、技術者らと共に総合芸術グループ「実験工房」を発足。58年、ヴェネチア・ビエンナーレのコミッショナーとして渡欧し、アンドレ・ブルトンをはじめとしてサルバドール・ダリ、マルセル・デュシャンらと交流する。渡欧後に心境の変化があり、60年以降は造形作品の制作に着手。デッサン、転写絵のデカルコマニー、焼け焦がしと水彩によるバーント・ドローイングなどを制作し、初個展「私の画帖から」を南天子画廊(東京、1960)にて行う。著書に、『妖精の距離』(阿部展也画、春鳥会、1937)、『滝口修造の詩的実験 1927-1937』(思潮社、1962)、『余白に書く』(みすず書房、1965)、『シュルレアリスムのために』(せりか書房、1968)、ジョアン・ミロとの共著『手づくり諺』(南画廊、1970)と『ミロの星とともに』(平凡社、1978)など。
活躍した時代