菊川英山の作品
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浮世絵師。江戸市ヶ谷の造花業英二の子。名は俊信、通称は近江屋万五郎。別号は重九斎。菊川派の祖。狩野東舎の門人であった父と、葛飾北斎のもとに学んだ友人・魚屋北渓を通し、狩野派・北斎派の画風を習得する。鈴木南嶺に四条派を学ぶ。1806年に人気絶頂のさなかに急死した喜多川歌麿にかわり、歌麿風の美人画の制作を始めたが、次第にその画風は、上品な雰囲気のなかに儚さをたたえたやわらかな女性像へと変化していく。天保中期には大錦竪二枚続の美人画を考案し、縦長の画面の中で、すらりと立つ優美な女性を表現した。門人には渓斎英泉がいる。