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麻田浩

あさだひろし
1931(昭和6) - 1997(平成9)
麻田浩

京都生まれの洋画家。父は日本画家の麻田辨自、兄は同じく日本画家の麻田鷹司。同志社大学で経済学を学ぶかたわら、桑田道夫に師事。在学中の1954年、第18回新制作協会展に初入選。因みに当時の新制作協会には、同会の指導的存在であり、東京芸術大学教授に就任したばかりの小磯良平がおり、麻田は小磯良平を慕い、生涯にわたって小磯に手紙を送っている。1963年、はじめての個展開催を機に、父・兄とともに渡欧。帰国後の1965年、京都国立近代美術館の「現代美術の動向 絵画と彫塑」展に出品。1967年、京展で須田賞を受賞、翌年新制作協会会員。1971年には再度渡欧しパリにアトリエを構え、滞在は11年に及ぶ。1975年、第18回安井賞展にて佳作賞受賞。1983年、京都市立芸術大学教授に就任。1995年には京都市並びに京都府の文化功労賞、第13回宮本三郎記念賞受賞。1997年他界。享年65歳。

 

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