池永康晟さんのぬりえとペーパーバック
先日、秋華洞宛にベルギーから小さな小包が。
Christian Janssen-Dederix 氏の小説「Le Bouddha d’albâtre」のペーパーバックです。
こちらの表紙には池永康晟さんの下図に7eさんがぬりえをした作品が使われています。
もともとの作品はこちら「復活の日・玲那」
そして、7eさんによるぬりえはこちらです。
7eさんは『2021池永康晟新春ぬりえコンテスト』に応募、
モデルの麻木玲那賞を受賞されました。
池永さんのHPにも掲載されています。
http://ikenaga-yasunari.com/coloring-2021.html
※池永康晟さんのHPより。tranievilは7eさんのユーザー名です。
7eさんのインスタグラムによると、特番で見た冥王星が印象的だったので、色や質感など背景にとりいれてみたとのことでした。
池永さんの作品はこれまで沢山の国内外の本の表紙を飾ってきましたが、
ぬりえ作品の依頼があったのは初めてです。
丁度1年前の春に御本人より依頼をいただきました。
池永康晟さんのぬりえ集、「池永康晟の美人画ぬりえ 百満月の輪郭」は2016年に刊行されました。
代表作から未発表の下図まで約52点にも及ぶぬりえに加え、池永さんの単文がいくつかの作品につづられています。
いままでにも、刊行時、2020年の阪急うめだ本店での美人画ルネサンス展、
そして7eさんが参加した『2021池永康晟新春ぬりえコンテスト』とぬりえコンテンストも回を重ね、
多く方々が参加されました。そして今回、国を超えての表紙への採用。
池永さんの美しい線の下図から、素材や色使いによってこれほどのバリエーションががうまれるのか!という驚きと
こどもからお年寄りまで楽しめるぬりえというアートの可能性を感じました。