池永康晟新作アーカイバル
池永康晟さんの新作アーカイバルを秋華洞で発売します。
6日に終了しました阪急うめだ本店の「美人画ルネサンス」で先行発売していましたこの作品、
原画は同展覧会のメインビジュルにも使われていました。
会場では「市上芸術の部屋」と題しまして、絵画がプロダクトとして日常の生活空間の中にある様子を
再現しましたが、その空間にもかけてありました。
さて、この「アーカイバル」という版画ですが、
最新のデジタル技術を駆使し、顔料インクと100%コットン
中性版画用紙の組み合わせによって100年近くの長期保存性を実現している版画です。
実際に実物(肉筆作品)と作家本人が工房で見比べながら色校正した芸術性に優れたものです。
池永さんの作品と言えば、キャンバスをして使用する亜麻布の質感が特徴ですが、
それもしっかり再現しています。
池永さんの作品ではこれまで2点制作していますが、海外のアートフェアにも展示し、好評です。
この日は工房で池永さんが色校正。工房からは4つの色見本が提示され、
実物と見比べ、確認していきます。
工房の社長より、「立つ場所によって色の見え方が変わってきますよ」と。
そのとおり、立つ位置を変えてみたら色味が違って見えました。
それは人間は反射した色をみているので、同じ作品でも光の当たり具合で別の色に見えてくるのだそうです。
全体の調子や肌の色、バックの描き込みのコントラストをじっくり確認。
今回の作品「溶ける・聖子」は銀箔を使っています。
色見本として決めたものにサインを入れました。
版画工房アーティーさんとは前回制作の「睨める・穂波」「山姫・樹子」に続いて2回め。
息もあって打ち合わせもスムーズに進みました。
そして、見本決定後アーカイバルが刷り上がり、池永さんのアトリエで一枚一枚サインを入れました。
一点一点サインを・・・・。
額も池永さんの作品に併せたものです。
「溶ける・聖子」(アーカイバル)
■価格180.000円 (税別)
■画寸64.7×64.7cm 額寸90×89cm
■限定120部 ■版種:アーカイバル
■企画・発行:株式会社秋華洞 ■制作:版画工房アーティー
https://jp.japanese-finearts.com/item/list2/A4-95-085/Ikenaga-Yasunari/Tokeru-Seiko-(Giclee-prints)?
03-3569-3620 info@syukado.jp で受け付けています。