浮世絵ガールズ・コレクション
國學院大學博物館で開催中の「浮世絵ガールズ・コレクション―江戸の美少女・明治のおきゃん―」に行ってきました。
新収蔵のコレクションの初公開で国芳と芳年の美人画が中心です。
摺りの良い国芳の「山海愛度図会 )さんかいめでたいずえ」シリーズが並んでいました。
ちなみにこのシリーズはタイトルを全て「~たい」という語尾で統一し、
浮世絵を通じて全国の名産品を紹介する全62枚のシリーズものです。
こちらはその中の「山海愛度図会 つづきが見たい志州西宮白魚」
本を持っていますが、それは当時大ヒットした合巻「児雷也豪傑譚」で
国芳が挿絵を描いています。
そしてその実物も同時に展示してあるのです。
こちらは明治の美人画の名手、揚州周延。モダンな美人が得意です。
揚州周延「幻燈写真競 洋行」
そして、その向かい側にはこの浮世絵をイメージした椅子が展示されています。
鏡と日本髪のかつらの展示も!
丁度鏡が覗き込める角度になっているため、鏡に写った自分を記念撮影することができます。
さらにこの「かつら」をかぶって撮影することも可能だそうです!
展覧会は無料で、8月25日まで。
http://museum.kokugakuin.ac.jp/special_exhibition/detail/2019_ukiyoe.html
浮世絵だけでなく、江戸から明治にかけての風俗や文化もたのしめます!