祝幕
2019/05/28
七代目尾上丑之助さんの初舞台に湧く 團菊祭五月大歌舞伎も27日まで。
ジブリの祝幕も注目を集めました。
演目の「絵本牛若丸」に合わせ、宮崎駿監督が牛若丸と弁慶を描いたものです。
これに合わせ、御厩鬼三太役を予定していた丑之助さんの父、尾上菊之助さんは、
急遽、武蔵坊弁慶を演じることになったそうです。
劇場には軸装した原画も展示してあります。
このように襲名や初舞台の際に作られる「祝幕」ですが、それぞれ個性があります。
高麗屋三代の襲名では草間彌生さんのモダンな祝幕でした。
和の空間に斬新なデザインが見事にハマっていました。
こちらは同じく高麗屋三代の南座での祝幕。
可愛らしいこちらの祝幕は三代目中村勘太郎さんと二代目中村長三郎さんの初舞台。
デザインはひびのこづえさんです。二つの桃が描かれているのは演目が
門出二人桃太郎(かどんでふたりももたろう)だから。
祝幕がかかる初舞台や襲名時の歌舞伎は華やかさが増して、気分が高揚しますね。