福を呼ぶ浮世絵
現在開催中の春休み企画「江戸のMANGA」。
今回は風刺画、地震後に出版された鯰絵、大津絵、かわいい猫のおもちゃ絵などを展示していますが、
その中にちょっと不思議な作品が。
「木性の人 うけに入」
有卦絵(うけえ)は陰陽道で人生は7年の幸運(有卦)と5年の不幸(無卦)が12年の周期で繰り返すといいます。
受けに入ると「福」に通じる頭に「ふ」のつくものを7つ贈って祝う習慣が江戸の末期に流行しました。
富士、ふくら雀、藤の花など何を描くは絵師の腕の見せ所でした。
絵師の腕の見せ所といえば、だまってはいない?国芳。
国芳「有卦福曳の図」 ※こちらの作品は展示しておりません。
凄まじい数の「ふ」のつくものを描きこんでいます。
藤娘や
風呂敷など。
みなさんはいくつ「ふ」のつくものに気づきましたか?
展覧会は7日(日)までです。
https://www.syukado.jp/exhibition/2019-04/
このほか国芳の「源頼光公館土蜘作妖怪図」、北斎漫画、広重の「草筆画譜」なども展示しています。
ぜひお気軽にお越しください。