猫の温泉
金曜日から始まりました、春休み企画「江戸のMANGA」。沢山の方にお越しいただきありがとうございます。
さて、今回は風刺画、地震後に出版された鯰絵、
判じ絵などその後のまんがのもとになったであろうユーモア溢れる作品を展示しています。
中でも猫を擬人化したおもちゃ絵がかわいいと人気を集めています。
こちらは芳藤「新板猫の湯屋」
おもちゃ絵芳藤と呼ばれただけあって、生き生きとした猫の表情が当時の付属を伝えています。
入口近くにある張り紙の「ぬか32文」。当時はぬかを袋に入れて体を洗っていたのです。
三助に背中を流してもらっている猫も。
中央奥の石榴口をくぐって湯船に入っていました。
さて、おもちゃ絵の中で猫のものは特に人気ですが、
オフロに入っているものは少しずつ図柄を変えてかなりの種類があります。
こちらは2階が座敷になっています。
実際、湯屋には男だけが入れるスペースが有り、
碁や将棋、煙草盆、読み物などが置かれ、社交サロンのような作りになっていたそうです。
また「瀧湯」とよばれる打たせ湯もあります。
こちらは銭湯の名前が「またたび湯」。赤い首輪の暖簾もかわいいです。
でも水が苦手な猫が、これほど沢山の銭湯のおもちゃ絵に登場するとは不思議です。
展覧会は4月7日まで。
https://www.syukado.jp/feature/2019/03/manga.html
春休み企画として小学生以下のお子さん連れには、
猫のおもちゃ絵のポストカードをプレゼントしています。
ぜひかわいい猫に会いに来てください。