秋華洞スタッフブログ

日本の古美術・近代絵画を軸に、浮世絵、古典籍、その他書画骨董。茶道具、西洋美術品も扱います。

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チン・ペイイ個展

   

9日にスタートした画集刊行記念「チン・ペイイ個展」、

連日たくさんの皆様にお越しいただきありがとうございます。

これまでお越しになった皆様には「もう一度行きます!」

「この空間に住んでみたい」などのお言葉もいただき嬉しい限りです。

以前は人物も描いていたチン・ペイイさんですが、このところ一緒に暮らしている猫を描いています。

画廊には猫たちと暮らし、猫を描く画室の写真パネルも展示。

皆さん、「こんなに近くに猫がいて、絵を傷つけたりしないの?」一様に驚くのですが、

チンさんいわく、「いつもはおとなしいです。たまにひっかく時があるので、その時はきつくしかりますよ」と。

逆にチンさんがちゃんと絵を描いているか、監視?しているような素振りの猫も・・・。

 

質感を大事にしているというチンさん、

ふわっとした猫の毛並み、凹凸のある絨毯は筆の硬さや色の選択にこだわり岩絵具と膠、日本画と同じ技法で表現されています。

「被裡窩」(ごろり)

 

画像だけでもその迫真に迫った表現には目を見張りますが、

やはり、直に見るとその質感、迫力は違います。

「無為」(なにもない)

掛軸に見える部分は全部筆で描いています。

「無為」(なにもない) 部分

なお、今回は画集の刊行に合わせた記念の個展です。

画集「陳珮怡画集 猫さえいれば」(青幻舎)

ギャラリーでは先行発売中です。また、紀伊國屋新宿本店、丸善丸の内本店でも

すでに販売がスタートしています。

他の書店では16日以降、またアマゾンは23日発売ですでに予約は受け付けています。

展覧会は19日月曜まで続きます。

会期:11月9日(金)~19日(月)

場所:ぎゃらりい秋華洞 時間:10:00~18:00 会期中無休 入場無料

https://www.syukado.jp/feature/2018/11/chen-pei-yi.html

ぜひ、チンさんの描く猫に会いに来てください。

 - 展覧会