「高麗屋のコリャイイや」展
秋華洞の今年の幕開けの展覧会は
高麗屋三代襲名記念「役者絵展」~二代目松本白鸚、十代目松本幸四郎、八代目市川染五郎襲名~でした。
文字通り、三代同時襲名をお祝いして四代目松本金太郎改め八代目市川染五郎さん、
自らが描いた絵画や高麗屋ゆかりの浮世絵の展示をしました。
襲名披露は歌舞伎座で1月2月に渡って行われましたが、
歌舞伎座タワー5階にある歌舞伎座ギャラリーでは、
3月27日まで「高麗屋のコリャイイや」展が開かれています。
その様子をちょっとご紹介。
会場に入って目に飛び込んでくるのは
ナント言ってもこの大迫力の松本幸四郎さんの等身大フィギュア。
木挽町ホールの舞台は、
染五郎さんが描いた勧進帳の弁慶、船弁慶の知盛 、積恋雪関扉の大伴黒主が襖絵になっています。
原画も飾られていました。
そしてその前に口上の出で立ちで高麗屋三代が。
しかも衣装を着て口上写真を撮ることができるのです!
お一人で行っても、係の方が撮ってくださるので是非体験してみて下さい。
なお、下手奥には御簾があって入ることができます。
こんなふうに見えているんですね・・・。
鳴り物もあって、実際に鳴らしてみても良いそうです。
そしてなんと、幸四郎さん(当時は染五郎さん)が自ら作った妄想?筋書き。
まるで本物の筋書きのようですが、中身はなんと染五郎ワールド!
俳優写真も広告まですべて染五郎さん(当時)という凝りようです。
左下のタバコの広告はsome56(そめごろう)セブンスター・・・。
そしてこちらは・・・ヾ(≧▽≦)ノ゙
今回は37年ぶりの三代同時襲名ですが、前回の同時襲名の際の口上映像も見ることができます。
十代目松本幸四郎さんは当時8歳での染五郎襲名でした。
当代の菊五郎さんや梅玉さんらほか、なつかしい名優のみなさんの姿も見ることができます。
この会場では映像以外はすべて撮影可という太っ腹。
27日までですので、ぜひ足を運んでみてくださいね。