アルチンボルド展に行ってきました。
アルチンボルド展に行ってきました。
会場に入る前に噂の「アルチンボルドメーカー」にトライ!
画像?の前に立つと、ひとりでに野菜や果物が組み合わさって
アルチンボルド風の似顔絵を作ってくれるというシロモノ。
「・・・・・えっ?」
自動的に横顔も作ってくれる優秀さ。
「歯が・・・!」
髪は麦の穂、頬はりんごでできているようです。
自分と一緒に写真を撮ることもできます。
私は勧められましたが、遠慮しました・・・。
金曜の夕方に行ったので、スムーズに試すことができました。
土日は午後9時まで開館なので、その時が狙い目かもしれません。
さて、展覧会の方ですが、素晴らしかったです。
実は名前もはっきり覚えていなかったし、(アルチンボル「ト」かと思っていた)
あの寄せ絵の様な作品は「キワモノ」的に思っていましたが、
近くで見ると本当に絶妙な形で組み合わさっていて、
構成力や描写力がないと到底なし得ない技でした。
アルチンボルトの追従者の作品も展示されていましたが、その差は否めない・・・。
もちろん、技術の差もあったのでしょうが、当時の宮廷では珍しい植物や動物が集められ、
宮廷画家であるアルチンボルドはそれを生きたまま描くことができました。
ちなみに私達が見慣れている「とうもろこし」や「なす」は当時は新顔野菜だったそうです。
それを描ける環境自体が、知的で自然科学的にも価値がある作品の制作を可能にしていたのですね。
四季の「春」はおよそ80種類の植物が描かれていて、ほぼ特定できるそうです。
アルチンボルド展は今月24日まで。
お子さん連れでも楽しめると思います。おすすめです。