海の日は親子で「海の生きもの・川の生きもの」へ
明日から3連休の方も多いと思います。
ことしの海の日は7月17日。1995年からスタートしたんですね。
さて、現在、秋華洞では「海の生きもの・川の生きもの」という展覧会を開催中です。
水の生物の博物画や浮世絵、掛け軸などを一堂に展示しています。
お子さんも楽しめるユニークな展示もあります。
こちらは広景「青物魚軍勢大合戦之図」
野菜と魚の合戦を描いた作品。
刊行前年のコレラ流行をうけて、コレラを予防する青物と、コレラを伝染する魚との戦いを描いたとか、
十三代将軍家定没後の幕府内での対立を風刺している、などといわれます。さまざまな絵解きがなされる本図ですが、
まずは作品の面白さにご注目!
魚軍の大将、蛸入道八足の口からは、光線とともに子ダコが飛び出し、相手方の蜜柑太夫に襲いかかります。
「唐辛四郎(とう・からしろう)」、「初鰹之進(はつ・かつをのしん)」など登場人物の名前もユニークな作品です。
この他、ユニークと言えば「川の生きもの」つながりでこんな作品も展示しています。
暁斎「暁斎楽画第三号 化々学校」
オバケの学校で河童の先生がローマ字を教えています。
見本は「キウリ」「カワ」など。
河童だったら書けないとといけませんね。
このほか、ウルトラマンのキャラクターデザインをしていた博物画家の杉浦千里さんの代表作も展示しています。
杉浦千里「ゴシキエビ」
こちらの作品は間近で是非その迫力を体験していただきたいです。
「海の生きもの・川の生きもの」は18日までです。
入場無料ですので、ぜひお気軽に親子連れでおこし下さい。