キモノ美人
先日の9日は成人の日で沢山の着物姿のお嬢さんを目にしましたが、
みなさんはお正月に着物を着ましたか?
そういう私も、持ってはいるもののなかなか着る機会がないのと
暫く着ないと着付けの方法を忘れて億劫になるの繰り返しなのですが、
着物を見るのは大好きなのです。
実は「着物」に憧れている人も多いのではないでしょうか?
秋華洞では20日(金)~27日(金)まで新春企画として
着物をテーマにした展覧会を開催します。
しかも和装小物の「銀座かなめ屋」さん、http://www.kanameya.co.jp/
呉服店の「銀座いせよし」さんにhttp://www.iseyoshi.com/
解説で参加していただく
銀座の3店のコラボ企画なのです。
着物の文様には様々な意味や願い事が隠されています。
また、「蔵が建つ」ほどの遊女の豪華な簪や、さりげなく化粧品の広告が描かれている浮世絵も。
例えばこちらはそんな「広告」も描かれています。
英泉「今世美女競 水茶屋」
テレビなどがなかった江戸時代は水茶屋の娘が浮世絵に描かれるなどちょっとしたアイドルだったのです。
今で言うと会いにいけるアイドル、AKBのような存在。
そんな水茶屋の娘が手にしているのが当時流行ったおしろい「仙女香」此の浮世絵は広告も兼ねているのです。
さて今回は銀座の3店のコラボですが、「銀座」を着物の意匠にしたら?どうなるでしょうか?
国周《東京自慢名物会 竹本長廣》
明治29年から30年にかけての作品。100枚以上の揃いで上段に賛を添えた名店の紹介、
下段左に名所やその場所の名物からヒントを得た見立て模様、下段右に芸妓や女芸人の半身像が描かれています。
左の見立て模様は銀座友禅。煉瓦模様と雪芝紋(芝やススキにうっすらと雪がかぶった様子を表現した模様)雪華文入り雪輪文様を配しています。明治5年に官営で建てられたレンガ造りの建物が並ぶ銀座通りを表しています。雪輪文様は当時モダンだったガラスをあらわしているのでしょうか?
展覧会は以下の日程で開催します。入場無料ですので、是非お越し下さい。
「キモノ美人」
2017年1月20日(金)~1月27日(金)会期中無休 場所:ぎゃらりい秋華洞
時間:10:00~18:00(平日) 11:00~18:00(日・祝) 入場無料 展示販売いたします。
http://www.syukado.jp/feature/2017/01/kimonobijin.html
浮世絵の他、かなめ屋さんから和装小物をお借りして展示します。
こちらもどうぞお楽しみに。