「すみだ北斎美術館」明日開館
すみだ北斎美術館がいよいよ明日開館します。
最近、本屋の美術コーナーを覗くと関連本がずらっと。
それだけ注目度が高いということですね。
さて、明日の開館に先立ち、
レセプションと内覧会が開かれました。
開館記念の展覧会は「北斎の帰還」幻の絵巻と名品コレクション。
このタイトルには2つの意味があるそうです。
100年以上行方がわからなかった幻の絵巻「隅田川両岸景色図巻【すみだがわりょうがんけしきずかん】」の
再発見、日本への里帰り。そして世界に散逸した北斎のコレクションが生誕の地である「すみだ」に集まり展示される点です。
もちろん、人気作「冨嶽三十六景」から崖風快晴、山下白雨、神奈川沖浪裏、絵手本の「北斎漫画」も展示されますが、
「序章 北斎のイメージ」では北斎本人、英泉のほか、自ら北斎の孫で師を誇る伊藤晴雨、織田一磨などによる
北斎の肖像画を紹介。
また、「北斎が描いたすみだ」では忠臣蔵作品が展示されますが、
北斎の母方の曽祖父は吉良方の家臣だったとされ、忠臣蔵は北斎にとってゆかりの画題なのです。
北斎「仮名手本忠臣蔵 十一段」
このほか肉筆や読本も展示され、あらゆる角度から北斎を堪能できる展覧会、明日、開幕です。