五代目中村雀右衛門襲名披露
2016/04/08
秋華洞は歌舞伎座から歩いて立ち寄れる画廊。
役者絵も沢山扱っています。
歌舞伎座では、今月3日より五代目中村雀右衛門襲名披露 三月大歌舞伎が開催されています。
会場内には襲名披露らしい華やかな雰囲気が・・・。
この日のために制作された祝い幕、松尾敏男先生の画によるものです。
2階ロビーには祝い幕の箱も展示されていました。
中村芝雀改め、五代目中村雀右衛門さんは真女形(女形の役だけを演じる役者)。
今公演では女形の大役「三姫」のうち昼の部の「鎌倉三代記」で時姫、夜の部の「金閣寺」で雪姫を演じるという
襲名披露ならではの豪華なラインナップです。
そのほか、昼の部では様式美に満ちたいかにも歌舞伎らしい「寿曽我対面(ことぶきそがのたいめん)」
こちらは、その寿曽我の対面の浮世絵
三代豊国「寿曾我の対面」
夜の部ではこちらも人気演目、双蝶々曲輪日記(ふたつちょうちょうくるわにっき)が上演されます。
なにやら力比べの両脇の二人。それもそのはず、二人は力士なのです。
国貞二代 「双蝶々曲輪日記」
また、夜には幹部役者が勢揃いし、五代目中村雀右衛門と皆様に襲名披露のご挨拶する口上もあります。
古風な挨拶の方もいれば、アドリブで笑いを誘う方もいて、役者それぞれの個性も見どころの一つです。
歌舞伎座での襲名公演は27日まで。
ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?