春画展
先日、19日から始まった「春画展」に行ってきました。
春画展といえば、2013年の大英博物館で開催された春画展が話題を呼びましたが、
本家日本での巡回となると国内で20以上の美術館で断られたそうで、
今回、ついに東京文京区の永青文庫での開催となりました。
永青文庫は、江戸時代から戦後にかけて所在した広大な細川家の屋敷跡の一隅にあります。
私が行ったのは初日だったのですが、かなりの盛況、年代も幅広く、ご夫婦、若いカップル、友達グループなどさまざまな方が来ていました。
(この週末は入場規制があるほどの人気ぶりだったようです!)
一番有名な春画といえば、こちら。
北斎「喜能会之故真通(きのえのこまつ)」
会場の中でも多くの人が立ち止まっていました。
今回は書き入れ(書き込まれたせりふ)も現代語訳され、その内容が笑いを誘っていました。
そもそも、春画は「笑い絵」とも呼ばれ、こうした笑いを誘う要素が多くあります。
また、女性が春画本を読みふけっているシーンも結構出てきます。貸本屋で借りて読む瞬間もあり、日常的なものでした。
一方、春画は大名の贈り物として作られた豪華なものもあり、
「艶摺り」や「空摺り」など、技を集結した工芸品のようなものもあります。
そうした作品の前では思わずため息が・・・、
秋華洞では春画の販売、買取、どちらもやっています。
ご興味ある方はこちらからどうぞ。
グッズも豊富で、ポストカード、ザブトン、バッグ、Tシャツなど・・・。
Tシャツには春画がプリントされているのですが、
絶妙な場所にポケットがあり・・・。
この春画展、12月23日までの開催です。
平日は20時(日曜は18時)までやっているので、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?