日本のヒーローは?
今日は日本画家・鈴木博雄さんと10月に開催される東美アートフェアの打ち合わせでした。
鈴木博雄さんは4月のヤングアート台北に参加してもらいましたが、
秋華洞の国内の企画参加は初めて。
今回のテーマは「ヒーロー」。
鈴木さんの作品と秋華洞所蔵の浮世絵、日本画とともに日本の英雄像の歴史を振り返ってみようという試みです。
浮世絵や武者絵などを「子供」にデフォルメした作品を発表している鈴木さん。
子供に置き換えることで、違った視点が生まれるといいます。
また、一見、漫画風のキャッチーな作品ですが、古来の日本画技法を生かした質感やきめ細やかな描写も魅力です。
参考作品 ヤングアート台北出品作品 鈴木博雄 「雷神坊」
また、東京芸術大学大学院修復科で学んだ鈴木さんは「線」にこだわりを持っています。
そのルーツはマンガやアニメの線をまねたことにあるとも。
西洋絵画に憧れた時もあったそうですが、
線の抑揚で遠近感を表現できる日本画独特の手法に惹かれていったそうです。
10月にはどんな「ヒーロー」が生まれるのか?
ぜひ、お楽しみに。