小林清親
先週の日曜美術館の「小林清親」の特集はご覧になりましたか?
文明開化の光と影と題して、
文明開化で急激な変貌を遂げる東京を明治9年から14年まで5年間で全93景描かれた風景版画、「東京名所図」の特集でした。
その光と影を駆使した独特の画風は「光線画」ともいわれています。
小林清親「九段坂五月夜」
当時の九段坂のシンボル、常夜燈が主役の作品です。
藍色のカーブを描いたぼかしで表現された雲と光。
浮世絵のように雨を墨線で表現していませんが、傘や足早に急ぐ人々の様子で降り注ぐ雨を感じます。
この常夜燈は現在当初の場所とは反対側に移されています。
小林清親の特集は3月1日20:00~再放送されるそうです。
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浮世絵