まだまだ旅の途中
昨年11月、千葉市美術館を皮切りに始まった「生誕130年 川瀬巴水展」。
1年以上かけて全国を巡回中で、今月19日からは川越市立美術館で展示が始まります。
http://www.city.kawagoe.saitama.jp/artmuseum/kikaku/toku-index.html
全国をスケッチ旅行しながら、作品を生み出していった巴水。
今回の展示会ではそうしたスケッチも一部展示されています。
巴水、新版画というと日本より海外で人気が高めですが、
この1年がかりの「旅」で日本でも巴水に注目が集まっているようです。
秋華洞でも昨年に比べて巴水へのお問い合わせがぐっと増えています。
こちらは展覧会のチラシで使われた作品。
川瀬巴水「五月雨ふる山王」 東京十二題
東京十二題は「旅みやげ第一集」とほぼ同時期の作品集。
巴水はこの連作を名所にこだわらず、思いのままに描いたそうで、
日常の一場面が絶妙な構図で描かれています。