池永康晟画集、制作秘話
2020/06/04
池永康晟さんの画集、「君想ふ百夜の幸福」が今月10日に発売されました!
池永康晟画集「君想ふ百夜の幸福」
アマゾンでも一時品切れになるほど。
秋華洞にもたくさんのお問い合わせをいただいています。ありがとうございます!
(オンラインショップよりご購入いただけます。国内送料無料です。)
さて、池永さんの画集を手に満面の笑みを浮かべているのは・・・。
秋華洞のスタッフ・・・ではなく、この画集の企画・編集をした、芸術新聞社の山田竜也さんです。
4年前にたまたま訪れたカフェで、池永さんの絵が表紙になっている小冊子を見てひとめぼれ。
アートフェアで実際の池永作品を見て、画集を出せたらいいなぁと思っていたそうです。
その後、編集と営業を兼任することになり、
池永作品と「画集」との相性を確信したそうです。
実際、山田さんは営業として書店をまわる中で、
画家の有名度や人気度が必ずしも「画集」との売れ行きと一致するわけではないことを感じていたそうで、じっくり見たい池永作品はその点、画集と「相性がいい」作品と山田さんは言います。
池永作品は人物画がほとんどで色調も確立しているため、
レイアウトにはかなり苦心したそうです。
最初は代表作から並べていく案もあったそうですが、
池永さんの作品はどれもすばらしいため、
試行錯誤したした結果、モデルごとのページ構成になったとか。
見開きページでの作品の組み合わせ、
切り取り方、1ページの中でのレイアウト、
ページを開くたびに新たな発見があります。
一番、見開きページで大変だったのはこのページだそう。
池永さんの作品にはめずらしく、ぱっちりと目を開いている表情。
さて、右側にはどんな作品が?
ところで、もうお買い求めになった皆さんは
表紙のカバーをはずしてみられましたか?
実はカバーと本体の表紙は違う作品が使われています。
この「如雨露・真美」もカバー表紙候補だったそうです。
先週の10日、金曜日発売後、週末はずっと一日中画集をながめていたという、山田さん。
4年越しの想いが叶い、思わず笑みがこぼれるのも無理はありません。