海老がすごい!
昨日、新橋演舞場で上演中の「壽三升景清」(ことほいでみますかげきよ)を観てきました。
景清は平家物語の登場人物の一人で、平家滅亡後も源氏打倒を胸に秘め、頼朝の暗殺を37回も企てたという伝説がある反逆のヒーローです。
浮世絵にも多く描かれており、こちらはパンフレットにも使われた1枚。
豊国? / 国貞 「役者見立東海道五十三駅 宮 景清 」
こちらは阿古屋との間の娘、人丸と一緒に描かれています。
暁斎・豊国? 「東海道五拾三驛 名画之書分 新井・舞阪」
景清は能や浄瑠璃はもちろん、歌舞伎でも「景清」ものとして数多くの演目が上演されています。
今回は歌舞伎十八番の中の「関羽」「景清」「鎌髭」「解脱」
市川”海老蔵”さん主演というだけで、お正月らしく、おめでたい雰囲気でいっぱいですが、
舞台には十二世市川団十郎さん(海老蔵さんのお父様)が描いた海老の引幕。
そして、「景清」では9メートルもの海老が出現。海老蔵さんは巨大鏡餅の上で見えを切ると
会場は割れんばかりの拍手!
http://kabuki-bito.jp/news/2014/01/post_994.html
まさに荒事のエッセンスをぎゅっとつめこんだ、豪快な舞台を堪能しました!