桃の節句
3月になりました。
このところ、東京では暖かい日が続き、
確実に春が近づいている事を感じます。
そんなわけで、秋華洞も春のディスプレイに。
浮世絵でも、ひな祭りを題材にしたものがあります。
「源氏十二ヶ月の内 弥生」 豊国? / 国貞
みんな、うきうきしそう・・・。
さて、浮世絵に関連したこんなひな祭りのイベントがあります。
新潟県小千谷市は「小千谷ちぢみ」で有名な織物の町です。
小千谷市には、江戸末期から明治時代に織物商人が江戸土産として持ち帰ったとされる浮世絵が
1万枚以上残され、かつてはひな祭りの際にその浮世絵を飾る風習があったそうです。
7年前に町の有志が「ひいな祭り」としてお寺や商店街に飾るイベントを
始めたそう。
昔ほどは雪は降らなくなったといえ、この季節は雪国ではまだまだ
どんよりした空の日々が続きます。
色鮮やかな浮世絵は雪国のひな祭りにともる灯りのようです。