秋華洞スタッフブログ

日本の古美術・近代絵画を軸に、浮世絵、古典籍、その他書画骨董。茶道具、西洋美術品も扱います。

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赤穂浪士討ち入り

   

昨日の秋華洞での会話・・・。

スタッフA「そういえば、アレ明日ですよね。」
スタッフB「そうそう、明日。赤穂浪士の討ち入り。」
スタッフC「忠臣蔵の話題が日常会話に出る職場に
      就職するとは思わなかった・・・。」
赤穂四十七士が吉良上野之介邸を襲撃した、
いわゆる元禄赤穂事件がおきたのが旧暦の12月14日。
新暦の今日、12月14日前後には忠臣蔵関連の番組がよく放送されます。
歌舞伎でも忠臣蔵は人気演目でよくかかりますし、
浮世絵の題材としても、多くの絵師が手掛けています。
今日はその忠臣蔵関連の浮世絵のご紹介!
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「誠忠大星一代話」 五  三代豊国
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「誠忠大星一代話」 二十  三代豊国
「誠忠大星一代話」は三代豊国作の35枚揃い物。
嘉永元年の高輪泉岳寺の開帳にあわせて制作された作品で、
大星由良之助の生涯を描いた役者絵です。
今回、35枚揃い(序文はなし)で入荷しましたので、
近日中にサイト等で詳しくご紹介いたします!
ちなみに歌舞伎の上では
大石内蔵助が大星由良之助、
吉良上野介は高師直、
浅野内匠頭は塩冶判官
になります。
また、泉岳寺といえば、赤穂浪士の墓があることで有名ですが、
今日、丁度「赤穂義士祭」が行われているそうです。
4月に新橋演舞場行われた「仮名手本忠臣蔵」の上演の際も、
いずれにしても、
忠臣蔵の声を聞くと今年もあとわずか・・・という感じがしますね。

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