旅行に行き「たい」
子供たちの夏休みも後半戦。
皆さんは夏休みをどのように過ごされていますか?
おうちでのんびり?
休みはゆっくり9月にはいってから?
また、旅行を楽しんだ方も多いでしょうね。
江戸時代は街道が整備され、
旅行ブームがおきましたが、
やはり、現代に比べればそうしょっちゅういけるものでもありません。
そこで広重などの街道物の浮世絵を旅行雑誌がわりに眺めて
思いをはせたことでしょう。
さて、今日ご紹介する浮世絵は
各地の名産品を描いたシリーズ物です。
「山海愛度図会 えりをぬきたい」 国芳 120.000円
全部で62枚からなるシリーズですが、
すべて「〜たい」という語尾の題がついています。
こま絵は今の静岡県。
えりをぬくとはきものの首の後ろをあけることです。
デートの前か、鏡を覗きながらうなじを気にしている女性。
えりもあまりぬきすぎると下品になってしまいますからね。
加減が難しい・・・。
そんな気持ちを知ってか知らずか
傍らには猫が二匹じゃれあっています。