幽霊と妖怪
夏の浮世絵の題材といえば、
「幽霊」「妖怪」。
昨夜、BS TBSでの「謎解き!江戸のススメ」の
テーマが「幽霊」でした。
幽霊には足がない、というイメージは円山応挙が描いた幽霊画がルーツで
それが歌舞伎の衣装に取り入れられて庶民の間に広まっていったそうです。
さて、幽霊の中で一番有名なのは「お岩さん」ではないでしょうか?
「江戸廼花名勝會 五番組 く 四ツ谷 於岩の亡霊 坂東彦三郎 四ツ谷於岩稲荷社」
三代豊国 (参考商品)
歌舞伎でも幽霊となったお岩が提灯から現れる提灯抜けのシーンが有名です。
また、もう一つ有名なシーンが「戸板返し」
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お岩と小仏小平の死体が表裏に打ち付けられたの戸板が裏返るシーンですが、
この二役を2人の役者が早がわりで演じます。
ところで、番組の中で触れていましたが、
幽霊と妖怪の違いは?
民俗学者、柳田国男の説によると
幽霊は
?丑三つ時に出る。
?決まった人に出る。
?どこにでも出る。
妖怪は
?たそがれ時に出る。(皆に気づいて欲しいから)
?誰にでも出る。
?決まった場所(テリトリーが決まっている)に出る・・・・んだそうです。