秋華洞スタッフブログ

日本の古美術・近代絵画を軸に、浮世絵、古典籍、その他書画骨董。茶道具、西洋美術品も扱います。

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花火大会

   

今日の東京は昨日の雨とはうって変わって

蒸し暑い一日です。
梅雨明けはまだでしょうけど、
夏っぽくなってきましたね。
毎日地下鉄で通勤していると、
駅構内のポスターやフリーペーパーで
「花火大会」の告知を良く見かけるようになりました。
そこで、今日は花火の浮世絵のご紹介です。
江戸っ子にとって「花火」といえば隅田川の花火。
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「両国花火之三曲」 延一 30.000円
隅田川の花火は1733年に開催された、両国川開き花火大会を継承したもので、
今年は「スカイツリー」とのコラボが見所だということです!
私はなかなか機会がなく、まだ一度も見たことがないです、
残念・・・。
ところで、私からおすすめの花火大会は
4尺玉で有名な片貝まつりの花火です。
もうすっかり全国区の花火大会になってしまいましたが、
そもそも、片貝地区の浅原神社の例大祭での奉納花火です。
いまは桟敷席が組まれて、観覧ツアーもありますが
20年ほど前は神社の境内に直接座って見ていた様に思います。
ちなみに花火は地区の家族や会社(地区以外でも可)が買って神社に奉納するシステムです。
初孫誕生!とか祝結婚!といった家族の節目に花火をあげることが多いです。
そして、たとえば、
「○○じいちゃん、米寿おめでとう!長生きしてネ。孫一同」
などという自分たちで考えたメッセージを場内にアナウンスしてもらえます。
ほとんどが尺玉で、
花火をあげる場所と観覧席が近いので、すごい迫力。
行くまで時間がかかりますが、
大満足間違いなし!の花火大会なのです。

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