地獄絵ブーム
地獄絵の絵本がブームだそうです。
秋華洞の朝礼での1分間スピーチでも
スタッフが書店で目にして
トピックスとして取り上げていました。
絵本には針地獄や釜茹で地獄が載っていますが、
子供を怖がらせるのが目的ではなく、
「命を粗末にするな!」
というのが作者のメッセージだそうです。
ブームのきっかけは
漫画家東村アキコさんの実体験による
「うちの子はこの本のおかげで悪さをしなくなりました。」
という本の帯だったようです。
さて、秋華洞からも今日は地獄絵のご紹介です。
「平清盛炎焼病之図」 月岡芳年 70.000円
治承4年(1180年)、平清盛の命を受け、重衡らによる南都焼き討ちで
東大寺と興福寺が焼失してしまいます。
その結果、怨霊に取り付かれた清盛が熱病に苦しみ
苦しみながら死ぬという言い伝えを描いた浮世絵です。
閻魔様と「墓前に頼朝の首を!」という遺言を遺して死んでいったという清盛。
芳年の閻魔様は怖いというよりちょっとユーモラスです。