幸福を呼ぶ浮世絵
明日からいよいよゴールデンウィークですね。
秋華洞は誠に勝手ながら4月28日〜5月6日まで
お休みを頂きます。ご了承の程よろしくお願い致します。
さて、今日はお休み前に「幸福を呼ぶ浮世絵」をご紹介します。
ちょっとシュールかもしれませんが・・・。
「有卦福引の図」 国芳 95.000円
見たとたん、「???」と思うかもしれませんが、
江戸時代末期に流行した「有卦絵(うけえ)」の一種です。
有卦は陰陽道で幸運が続く7年間を指します。
ちなみに凶運が続く5年は無卦といいます。
有卦にはいった人は知人を招いて宴会をする有卦振る舞いをしたり、
頭文字に「ふ」のつくものを描いた(福につながるため)
「有卦絵」を飾ったそうです。
この国芳の有卦絵も「ふ」のつくものがいっぱい。
不動明王や
フグなど・・・。
そのほか、「風呂敷」「芙蓉」「筆」「フナムシ」まで・・・・。
1度見れば、くすっと笑ったり、ツッコミを入れたくなったり。
そうした意味では「幸せ気分」を運ぶこと間違いなし?の一品です。