広重展
先日、サントリー美術館の歌川広重展にいってきました。
今回の目玉はなんと言っても、
保永堂版と隷書版の「東海道五十三次」を見比べることができることです。
じっくり見比べながら、解説を読んでいくと
日ごろ目にしている作品でも新たな発見がありました。
ところで、「高い」とおもわれがちな広重作品ですが、
後刷りだったり、状態によっては(虫食いやしわなど)
お手ごろなもののあります。
歌川広重 東海道五十三次 奥津 興津川 70.000円
会場の解説にもありましたが、
籠に載っている力士が着物がぬれそうで不満そうな表情をうかべています。
風景もさることながら、ひとりひとりの表情もイキイキと表現しているのが
広重作品のすばらしいところです。
サントリー美術館の「広重展」は今月15日まで。
ぜひ、足を運ばれてみてはいかがでしょうか。
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