蔵に春画があれば火事にならない
2019/08/28
春画展に来てくださったお客様から
春画についていろいろ教えていただきました。
春画 実は災難よけのお守りでもあったそうです。
■蔵に春画を入れておくと火事にならない
1700年中期(明和)京都で発生したで大火災で町は全焼してしまいましたが、
一つだけ倉が焼け残りました。
その焼け残った蔵の中から月岡雪鼎(つきおかせってい)の春画が見つかります。
この火事をきっかけに蔵に雪鼎の春画があれば火事にならないと言われるようになったそうです。
■戦時中の兵士が春画を持っていると死なずに帰ってくる
性行為は命が生まれる源→生の極み→死なずに帰ってくる
ということで、
戦時中に軍服の中春画をしのばせて
出征していく兵士も多くあったそうです。
性教育のテキストであり、またお守りでもあり、
春画って本当に奥が深いです。
鈴木春信『風流江戸八景』
品川遊郭の遊女が舟に見立てた客の上に乗り、
箒を櫂に男根を舵に見立てて漕ぐ仕草をする珍しい姿が描かれています。
春信は西川祐信の優美で穏やかな画風をうけつぎつつも、
より繊細な線と親近感の表情や仕草で人物を描き、独自の画風を確立しました。
この春信の画風は評判を呼び、
明和期の浮世絵は春信風が一世を風靡しました。
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