縮緬絵 入荷しました
本当に今年の夏は暑い!
この猛暑のせいで、「ガリガリ君」がものすごく売れているそうです。
アイスもいろんな選択肢があるのに、なぜか暑いとガリガリ君に手が伸びてしまうんですよね〜。子供の頃から欠かせない存在です。
日本美術といえば秋華洞。
皆様に欠かせない存在になれますように。
先日変わった浮世絵を入荷しました。
「縮緬絵」ちりめんえ です。
なんだかふにゃふにゃしていますが、この浮世絵、普通の大判錦絵などを加工して縮緬のような細かいシワを寄せています。
絵を棒に巻き、揉んでシワをつけるため紙は上下左右ともに縮小します。
浮世絵をさらに加工するという非常に手間がかかる作業なので、
普通の浮世絵と比べかなり希少となっています。
大判の浮世絵とはこんなに大きさが違います。
右が縮緬絵です。
サイズが違うせいでしょうか、印象がまたずいぶん変わるように感じます。
拡大するとこんな感じです。細かいシワがたくさん。
手触りは柔らかい革のようなしっとりとした感触です。
浮世絵のシワ加工は幕末に始まり、縮緬絵は外国人に好まれたため、明治期になると盛んに輸出されました。
外国では、紙ナプキンとして用いられたとも言われています。
おしゃれな使い方ですね。
今日ご紹介した、月岡芳年『見立多似尽』シリーズ
1枚20,000円(税別)で販売しております。
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