春画の査定と買取
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2015年に永青文庫で開催された春画展以来、春画の買取のご依頼が増えています。生命力の象徴として戦いのときに武具の下に忍ばせたり、子孫繁栄の証として嫁入り道具として持たせたり縁起物として使われていましたので、おじい様やおばあ様の古い荷物の中から見つかることは珍しくありません。
人気の高い図は高く買取します
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春画の中で特に人気が高いのが、独特の清楚な雰囲気が魅力の鈴木春信の「風流座敷八景」、「風流 艶色真似ゑもん」、春画の最高傑作との呼び声も高い鳥居清長の「袖の巻」、歌麿「歌満くら」など。そのなかでも一番有名な春画といえば北斎「喜能会之故真通」(きのえのこまつ)の“蛸と海女” 春画といえばこの作品をイメージする人も多いでしょう。
春画の種類
一枚もの
上記の写真のような一番よくあるタイプの春画です。
和本、豆本
和本の表紙には題箋(だいせん)といって本の画題が書かれた布や紙が貼られています。上中下の3冊セットになっていることが多いです。小さな豆本になっているものもあります。
巻物
巻物は絹本、紙本に肉筆で描かれており、12図が多いです。
画帖
厚い台紙にの肉筆や版画が貼られています。肉筆で描かれている場合は12図が多いです。また、小判の春画をたくさん貼ってある場合もあります。
仕掛け絵
動く春画です。体の一部が糸で固定されており動く仕掛けになっています。綺麗な状態で見つかるのは珍しいです。
小判
約9×12cmくらいの小さな春画です。金銀が入っていたり空刷りが施されている作品もあります。