デッサンの買取について
デッサンとは、人物・風景などを単色の線で描き出したものです。日本では「素描」とも呼ばれています。デッサンというと、「絵を描くための練習」というイメージが強いかもしれません。しかし、近年はその美術作品としての価値が注目されています。「完成」された作品とはちがい、画家によってのびのびと制作されているデッサンには、画家の技術や創造性を読み取れるという鑑賞のおもしろさがあります。
デッサンの種類
デッサンの種類は用いる画材によって分類されています。例えば、画用紙や水彩紙に鉛筆で描いたデッサンは鉛筆デッサンとよばれます。細い線の集まりによる繊細な表現が見どころです。また、木炭で木炭紙に描かれたデッサンは木炭デッサンといいます。
デッサンの画材
デッサンの代表的な画材は鉛筆や木炭です。鉛筆は、かたい芯を細く鋭く削ることで繊細な線を生み出せるので、ものの細部を精密に描くことができます。また、デッサンでは、一般的に2Hから4Bまでの異なる芯の硬さの鉛筆を使いわけます。そうすることで、ものの質感を描き分けることができるのです。
木炭にも様々な木の種類や太さがありますが、筆圧を変化させたり、ガーゼや食パンなどでこすったりすることで、一種類の木炭だけでも多様な表現ができます。表面がボコボコしている木炭紙に描かれることが多いです。他にも、パステルやコンテ、インク、水墨など様々な画材で描かれていることもあります。画家がどのような画材を用いてどのように描いているのかに注目すると、その画家の個性が見えてくるかもしれません。
西洋、日本のデッサン
西洋の画家たちは、ルネサンスの頃からデッサンを通して写実的に描く技術を磨いてきました。そして、明治時代になると、このような「西洋的デッサン」が日本にも導入されるようになりました。現在でも、美術の授業などでリアルに描くことを目標としたデッサンの指導が行われることが多いでしょう。では、明治時代以前に日本にはデッサンがなかったのでしょうか。もちろん、西洋的なデッサンはありませんでしたが、「日本的デッサン」とよべるものは存在していたと思われます。
デッサンの有名作家
藤田嗣治(1886~1968) 藤田嗣治は、国内外から注目されている洋画家です。父の友人であった森鴎外の助言で東京美術学校(現.東京藝術大学)へ入学し、黒田清輝らに師事します。卒業後には和田英作の助手となりますが、1913年に念願のパリ留学を果たします。パリではピカソやモディリアーニらと交流しますが、やがて面相筆で描いた繊細な輪郭線と淡彩という自らの様式を確立していきました。1933年に帰国し、第二次世界大戦時には《アッツ島玉砕》などの戦争画も制作しました。戦後は再びフランスに渡り、フランス国籍を取得。最期もフランスの地で迎えました。 藤田の作品のなかで、特に少女・女性・猫をモチーフにしたものは人気で、評価も高く、デッサンにおいても同様のモチーフを扱ったものが高評価を得る傾向にあり、数十万から数百万の評価を与えることができる作品もあります。また、1950年代に制作された作品や「君代コレクション」の作品も高い評価があります。 例えば、藤田のデッサンの中には、女性像をトレーシングペーパーに描いた作品があります。そこには、地の白を生かして女性の肌の美しさを表そうとした藤田の意図が感じられます。「乳白色の肌」と称される独自の肌の表現技法がデッサンにも反映されているのです。
デッサンの買取作家
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絵画・骨董など美術品の買取相場について
絵画・骨董の買取相場の一部をお伝えします。美術品の価格は作家・大きさ・図柄が大きなファクターですが、その他、その時点での人気度でもかなり変わります。
古いものほど価格が安定する傾向があり、現代に近いものほど価格の高低が変わりやすいですが、絶対の法則はありません。
また、作品そのもののコンディションは評価を左右することがあります。
むろん、真贋についての判断が大前提としてあります。
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絵画の買取例
買取の流れ
【1】お問い合わせ
フリーダイヤル、無料買取査定フォーム、LINE査定より、お気軽にお問い合わせください。
【2】お見積もり
いただいた絵画・美術品の情報から、おおよその査定額をお伝えいたします。
【3】買取方法の選択
来店買取、出張買取、宅配買取のいずれかをお選びください。
実際に拝見して正確なお見積もりの買い取り価格をお伝えいたします。
【4】買取成立!
金額にご納得いただけたら、買取成立です。
その場で現金でお支払いいたします。
宅配の場合は、お振り込みいたします。
絵画・骨董・美術品の選べる買取方法3つ
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前会長からのアドバイス:絵画買取のポイント
まず、絵画作品は作品のコンディションに加えて、
裏書、鑑定証、箱などの添付物が大事です。
もし査定の前に倉庫を整理することがあっても、
そうしたものを無くさないようにお願いします。
また「コンディションが悪いと売れないと聞いたから」ご自分の判断で、絵画の修復を行ったり、額を直したりするケースが多いのですが、これはおやめ下さい。ご自分で楽しみたいから、飾りたいから、手を入れるのならいいですが、
「絵画の価値を上げるため」にそうした事をやっても殆どの場合、意味がありません。
手間のぶん以上に価値が上がることは稀です。
私どもも含めて、信頼できる懇意の美術商を見つけて、
そのアドバイスに従うのが良いでしょう。
査定の前に、写真をお送りいただく場合も、そうした添付物の状態がよくわかるよう、
何枚か写真をおとり下さい。判断の材料として重要です。
絵画の売却の前に準備すること
絵画を売却の前に注意すること
絵画や美術品を売却するにあたっては、買取業者選びが大事なことは言うまでもありません。
買取の業者を選ぶにあたっては次の点に注意すると良いでしょう。
1. 買取専門業者を避けて専門家を選ぶ
(ア) 気持ちの良い取引ができる
「買取専門」をうたっている業者は、実は販売ルートを持たないという意味合いで、お客様や、美術マーケットにおいて信頼のない方が残念ながら多くいらっしゃいます。最近は他業種からの参入も多く、なかには強引な取引をせまる業者さんもいるようです。お客様をもつ店舗のある店は、お客様対応もきちんとしている場合が多いです。
(イ) 高額査定が期待できる
お客様のいる画廊は、たんに相場で買うだけではなく、その作品がほしい、ということが多くあります。価格についても評価が高くできる可能性があり、しかも大事に次につなげてもらえます。
2. 信用のある業者かどうかをよく見る
ホームページがキレイ、宣伝でよく見かける、というだけで選ぶと、実は専門性もない、礼儀もない業者さんもおいでになります。その業者がどのような信用ある組織に属しているか、よく調べてみると良いでしょう。
弊社は、東京美術倶楽部という信用ある組織に属し、代表は美術組合の理事長、国際浮世絵学会、全国美術商連合の理事などでもあり、銀座地域の連携も深く、地域や業界の信用をおかげさまでいただいております。
弊社プロフィール、社長プロフィールへのリンク
3.作者などを特定する付属物
美術品を売るにあたって、それほど厳密な準備は必要ありません。私どもで現場に行けばお品物の整理、清掃もいたします。
ですが、お品物の箱や付属物の紛失などがあると、作者の特定や、真贋の判断について情報不足になることがあります。お家が複数ある場合に、そうしたケースが起こりがちですので、もし手間暇をかける余裕があるなら、そのあたりのご準備をしていただくといいでしょう。
4.状態について
シミ・傷・カビなどは絵画の査定額に影響を及ぼします。ただし、お客様がご自分で修復業者に頼むと、殆どの場合、手間賃が高くついて、売却額をトータルで考えた場合、損してしまいます。
むしろ、普段の状態維持が大事です。急にどうにかしようとするより、普段大事にしていただくことが大事です。
絵画の相続
絵画の相続については、相続時に評価が必要な場合は、是非ご相談下さい。
そもそも評価するべきものかどうかなど、
多彩な経験に基づいてアドバイスさせていただきます。
相続の際、絵画だけ、陶磁器だけというケースはむしろ少なく、
骨董、掛軸、武具、浮世絵など幅広く集めているケースが多いものです。
こうなりますと、整理するだけでも大変です。
さらにジャンル別に個別の業者に依頼すれば、かなりの時間を労してしまいかねません。
美術品全般を同時に処分をお考えの場合はぜひ、秋華洞にご相談ください。
各分野のエキスパートがいるため、一度にご対応が可能です。
蔵まるごとの査定・買取も豊富に経験があります。
また、お客様の美術品の相続について相談を受けている士業の方も、お気軽にご連絡下さい。
提携している大手弁護士事務所さんをはじめ、多くの士業(弁護士、税理士、社会労務士)の方のご相談の経験があります。
絵画の査定・鑑定
一般に、「鑑定」とは真贋の鑑定、「査定」とは時価評価の事を指します。
つまり、実際にはいくらで買い取れるかという金額の提示になります。
絵画、陶磁器、工芸品など、
ジャンルにかかわらず評価が一般に「高価」であることが知られている作家については、
ほぼ必ず「贋物」が作られていると言ってもいいでしょう。
またいわゆる贋物でなくても、
①状態の程度(大変重要です)
②箱の有無
③箱書きが正しいか
④伝来
⑤その作家の現在の需要
⑥作品のモチーフの人気度
などが複雑に絡み合い、査定価格に反映されます。
鑑定の箱書きが正しいものか、どうかなど、有名な作家ほど、慎重に判断しなければなりません。
査定するにはプロの眼が必要となってくるのです。
有名百貨店で揃えられた場合は、まず真正な場合が殆どですので、記録があると強い傍証材料になります。査定額は、写真でもある程度判断が出ますが、当然ながら最終的には、実物を拝見しての判断になります。
秋華洞では、絵画、陶磁器、武具、浮世絵、骨董など美術品全般について優れた専門家を擁しており、幅広く対応できるのが特長です。簡単なことでも結構です。遠慮せずご相談ください。