美術年鑑の見方・調べ方

号いくらの値段を信じてはいけません！

皆様は美術市場という書籍をご存知でしょうか。

例えば作家のアトリエの住所や現在の取引価格など、そういった事を調べるのには非常に役立つ一冊です。

美術市場や美術年鑑といった本では10号を基準とした1号あたりの標準発表価格を掲載しておりまして、例えば1号あたり15万円の作家でしたら10号で150万円という計算になります。

これは、百貨店の店頭などで販売される参考価格であり、この値段を基準として、例えば相続税などを計算すると、現実と相当大きな乖離が発生してしまいます。

号いくらというのはあくまで販売に関する基準ですので、評価の際にあまり参考になるものではありません。

そのため号いくらの値段がそのまま買取の値段に反映されることは、実のところございません。

絵画骨董買取プロ銀座秋華洞では、美術市場の見かたから買取価格なども含め、ご納得頂けるまで丁寧にお話しさせて頂きますので、ぜひお気軽にご連絡ください。