掛軸・横山大観の作品を見極めるおすすめの方法
表具店のラベルが重要なポイント
横山大観の作品を鑑定する上で、表具店の情報が重要なポイントとなります
横山大観は日本画を代表する画家ですが、作品を鑑定する際は、どこの表具店で表装されたかは、非常に重要なポイントとなります。
横山大観の画室に出入りを許されていた表具店は決まっていて、その表具店が手掛けた作品は真筆と判断される可能性が高いのです。
寺内遊神堂の表具が付いていれば、横山大観の作品と考えられる
今回この動画で取り上げた作品には、寺内遊神堂の表具の包装紙が付いていました。
寺内遊神堂は、横山大観が愛用した表具店ですが、このように、大観の作品に寺内遊神堂の表具が付いている場合、それが横山大観の作品である可能性が非常に高いと考えられます。
鑑定は上野の横山大観記念館で
最終的な鑑定は、東京上野の横山大観記念館で行っています。
鑑定料は1万円(2024年現在は3万円に値上げされています)が必要になりますので、鑑定に出す前に事前に相談するのがおすすめです。
弊社では、画像や動画をメールやLINEで送っていただければ、数万円かかっても鑑定に出して確認したほうが良いのか、偽物の可能性が高い、複製品・工藝品など印刷の可能性があり、鑑定料が無駄になってしまうなども親身になってアドバイスをさせていただいています。
遠方のお客様の場合には、私どもで大観記念館への持ち込み、お引取りも対応いたします。