買取店に相談する前のご注意
被害にあわないためにできること
非常に悲しいことなのですが、最近はブランド買取店、その他のジャンルの買取店など、大手資本の流入が相次ぎ、その影で被害報告が増えています。
「買取専門店」とか「出張専門」とうたうところで、そのような営業方針の会社があるようです。
各社がどのような理念を持っているか、ということはとても大事なことです
どういう被害が多いのか
手口1:まずはお金にならない品物で家に入る
新聞、テレビなどメディアの大量宣伝でまずは「出張買取」に来た業者が、目についた貴金属、宝石、美術品を強引に買い取る、ということがあるようです。おそらく「営業成績」一本での人事評価になるのでしょう。ともかく、家から出ない、買い取るまで帰らない、ということが起きているようです。
手口2:預かったものを返さない
調べるために品物を預かるが、そのあと他の業者に見せたくても理由をつけて返さない、値段をつけて強引に買い取る、という例があるようです。お店の評判を下げる行為だと思うのですが、そういう店はあまり気にしないようです。
手口3:強引な営業電話
一度連絡を取ったが最後、毎日毎時間電話をかけてきて、ゆずるようせまる業者がいるそうです。逆効果な気がするのですが、根負けして売ってしまう、ということがあるそうです。
いずれにせよ、買取高がすべて、という業者さんがいるようで、残念ながら数社に集中しています。
被害にあわないためのポイント
POINT.1
・経営者やスタッフの情報がしっかり掲載されているか
POINT.2
電話での対応は美術品を扱っているスタッフが対応している
質問に真摯に答えてくれる
POINT.3
強引でないか
私どもはお客様とずっと関係が続くようなあり方を目指しています
お客様に売ったものを買い取ることもありますし、長く美術の仕事をやるつもりがあれば、実際に「一生の付き合い」にもなりますし、何世代にもわたって、コレクションのお世話をしたり、売ることも買うこともお助けする場合も当然あるわけで、他業種から入ってきた人たちの視野にはどうしても「今年の売上」は入っていても、百年先も共に生きる、という視点がないのかもしれません。
私どもは、売り買いのお付き合いの後も、ずっと関係が続くような、そうしたあり方を目指しております。