新入社員のこと
最近、二人の新入社員が入った。二人とも女性だ。
アベノミクスはアホノミクス、景気は何も改善してない、日銀も物価を上げるのに成功してない、と、一部の評論家は繰り返すがそれは嘘だ。
雇用は劇的に改善している。劇的に改善しているという事は我々中小企業が雇用に劇的に困るという事である。
10年前は一人募集したら広告費はいつぜんもかけずに百人以上応募があった。今はうん十万の大枚はたいても集めるのは容易でない。
そうした難しい状況の中でも、優秀な女性が見つかった。もう少しで試用期間が終わるので、スタッフ紹介にも載せられると思う。
普通画廊はある家族に何人かの雇用された社員が支える構図で成り立っている。ウチにもその要素がないとはいえないが、本当はそれだけでは会社は繁栄しない。会社が「自分のこと」になっていない社員で構成されている会社は脆い。一万人いようが一瞬で滅びる。
今のスタッフたちが内心どう考えているのかは、僕にはわからない。けれども、心から楽しい、この場所を守りたい、と思える会社にできれば何よりと思う。そういう会社なら。何があっても滅びない、のではないか。
新しい人たちもそう思えるようになるなら嬉しい。
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