いけちゃんとぼく、と中国
いけちゃんとぼく、を映画で見た。うーん、泣いた。
原作の絵本は、んーサイバラのファンタジーモードね、でもちょっとまだ乗らない、と思って抛っておいたが、不覚にもはまる。本もアマゾンで買ってしまった。
サイバラは、子供のときの不安な気持ち、理不尽な日常、意地悪で優しい、強気で弱気、そういうココロを丁寧に書いて共感させるのがうまい。女性ならではの細やかさである。好きになってしまうではないか。西原さんの展覧会でも企画しようか知らん。
そういえば、このなかで、隣町の悪ガキにシマをとられそうになり、解決するエピソードが出て来る。喧嘩で決着をつけようとする隣町に対抗して、野球で決着をつける話にして、しかし結局は喧嘩になるが、地元の大人や警察が介入し、仕舞いにはお互いの力を認め合って、仲良くなる。
今回の中国とのイザコザの解決に、行かせる知恵がないかしら。彼らは強い。やれることは、筋が通ろうと通るまいと、とことんやりとげようとする。チベットやウイグルに当てはめている論理を当然弱くなった日本にぶつけようとする。日本はしかし、軍事も丸裸ではないし、経済的にも切れるカードは持っている。しかも両国間で親密な国民は数万人いるだろう。ゲームのルールを変更すること、けっして折れない事が大事だ。
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