銀座の画廊<秋華洞>社長ブログ

美術を通じて日本を元気にしたい! 銀座の美術商・田中千秋から発信—-美術・芸術全般から世の中のあれこれまで。「秋華洞・丁稚ログ」改題。

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さて新内閣、どうなんでしょう。

   

今日出る予定のメルマガにも、書く予定ですが、新内閣、どうなんでしょうね。
さる5月末までに普天間の決着をつける、という大見得を切った鳩山さんは、「政権のたらし回し」という批判をさけつつ、「選挙にベストな内閣」を作る、という離れ業を演じる上で、最良の行動をとった、といえそうです。
小沢さんが金の問題で辞めて、民主党の「オーナー」にして「人柄の良い」鳩山さんが総理になるのは、成り行き上仕方が無いとはいえ、自分に総理の資格がないことは最初からわかっていたのかもしれません。5月決着と言いながら、肝心の5月になるまで何もしないで放っておいたのは、もう自分で追いつめられるようにしていた、としか言いようがありませんね。これが「振り付け」なのか「天然」なのかわかりませんが、いずれにしても彼らにとって「合理的」な行動だったような気がします。
ところが国民にとって合理的、という事はもちろんなく、この半年の政治は、空文のマニフェストが、やはり空文であった、という事を確認しただけの毎日で、その間に毀損された経済価値、日本の地位はドッグイヤーの21世紀のなかで、おそろしい大きさではないでしょうか。
菅直人総理は、ふつう政権がボロを出す「3ヶ月」目を待たずに選挙が出てとても有利なポジションにいますが、「外国人参政権」や「自衛隊の国連所属?」などアクロバティックな亡国思想を隠し持つ石原さん的に言うと「極左」政策が実施されるリスクを孕んだ政権だということは注意深く見ていかなければいけないでしょう。
そういえば先程太田総理の「HP」を見ていたら、「結局どちらも頼りないので民主党と自民党を解散させます 」という「マニフェスト」が放送されたのですね。
面白いな、やっぱり爆笑問題。そのとおり。このお笑い番組でばかり吠えていないで、ちゃあんとあらゆる場所で、「党利党略」関係なしの議論を政治家にはして欲しいんです。「民主党」が悪いとか「自民党」が悪いとか、お互いに罵り合うのは聞き飽きた。ん?「みんなの党」?名前が良くないけどなあ。国防や教育についての見解もわからんし。でも、消去法と江田けんじさんの説得力は買うので、今のところは「◎」。

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