銀座の画廊<秋華洞>社長ブログ

美術を通じて日本を元気にしたい! 銀座の美術商・田中千秋から発信—-美術・芸術全般から世の中のあれこれまで。「秋華洞・丁稚ログ」改題。

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犬も歩けば・・お客様に当たる

   

さて、ちょっとしたビルのもめごとを終えてですね、お中元の準備を始めていたところ。

 

トントン。「Hello!?」との声。

 

うん?

 

はい、こういうことはときたまあるのです。英語圏の方が、銀座をお土産探しに歩き、お見えになることが。

 

あれ?

 

でも、見た目日本人の男性、と金髪の女性。

 

なのに、

 

「Hello!」の声の主は男性。

 

答えは、ヨーロッパの日系人の方でした。ルーツをたどる日本への旅のフィニッシュを飾るのに「calligraphy(書)」がほしいとのこと。

 

私はさして英語もうまくなく、カタコトなのですが、とても温厚なご夫婦で、根気よくこちらの説明を聞いていただき、結局ご予算を上回る作品をご購入。

 

クレジットカード決済ご希望の方は実は初めて。個人の方への輸出も初めて。送料もわからん。ということでずいぶんお時間を頂いたのだが、こころよくお買い上げ。一同胸をなでおろしたのであった。

 

どうやら、宿泊していたホテルのコンシェルジェがウチを紹介してくれたらしい。ありがとうございました。

 

楽あれば苦アリ、苦あれば楽アリ?人間万事塞翁が馬?

 

ともかくすごく素敵なご夫婦で、楽しいご訪問でした。日本で最後に訪れた当店がいい思い出のひとつになると嬉しいのですけれども。

 

英語もたまには勉強しておこうかな・・・。めざせニューヨーク支店!の身としては。

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