若冲展、國華清和会
6月4日は、國華清和会主催の相国寺・伊藤若冲展の特別展覧会に行って参りました。
もう書きたいことがたくさんあるのですが、時間がないので書けません。。
それにしれも有馬頼底老師の講演の面白いこと、面白いこと。直接お会いしたときも砕けた豪放磊落な感じが印象的でしたが、大勢(300人くらいでしたでしょうか)の前でのお話しがこんなに面白いとは!なんとも俗っぽい話題(競馬云々)をまじえながら、若冲と相国寺の深い深い因縁の話が語られるのですが、聴衆は終始抱腹絶倒、こういう懐の深さが、この大きな大きなお寺を維持発展する力になっているのだと感じました。
それはともかく、動植綵絵30幅、言うまでもなく素晴らしいものでした。願わくばショーウインドウなしで見てみたい。。。
こんなものを見てしまうと、他の書画がかすんでしまうのが恐ろしいところ。かの蓮実重彦は何かの映画を褒めるために、「是に比べたら、フェリーニの道など火にくべてもいい」などと極言したことがありますが、動植綵絵を護るためなら、円山応挙の孔雀など火にくべても・・などと口走りたくなるような恐ろしい出来栄え。
今後しばらくは見る機会がないと思いますので、今回見逃した方は、じっとあと数年待ちましょう。宮内庁が時々は見せてくれるのではないかと思います。
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