オンライン展覧会、はじめますよ!岡本東子、服部しほりの二大スター。
武漢コロナウイルス騒ぎがずっと続いておりますが、みなさんお元気でお過ごしでしょうか。
私どもは「美人画ルネサンス展」を終えた後、スタッフの大半はテレワークで対応してまいりました。その間もおかげさまでご注文をいただいたり、あるいは鑑定希望の案件など、対応してまいりました。
ただやはり、画廊やイベント会場での展覧会や鑑定会は、時節柄、中止、延期などが続いております。
ですが、一方で大事なことは経済の営みを止めないこと。アーティストは今この瞬間も制作に集中しておりますし、アートも水や食料以上の生きる力を与えてくれる存在として、「場」を絶やさないことが大事ではないか、と思います。
そこで私どもはオンラインでの販売に今まで以上に力を入れてまいりたいと思っております。
今日は、「Shukado Contemporary」でのオンライン展示についてご紹介いたします。
第一弾は、岡本東子展を行いました。これは5月11日までやっております。 https://shukado.com/exhibition/web-exhibition-01/
第二弾は、「自由闊達な日本の絵師 -服部しほりと浮世絵-」と題して、
https://shukado.com/exhibition/web-exhibition-02/
服部しほりの世界を紹介しております。
服部の魅力はひとくちには語れませんが、やはり力のある筆さばきでありましょう。
彼女は「墨」と「にかわ」を使う日本画ですが、戦後日本画は住宅の洋風化による額装に対応する中で、基本的に「色面」での表現にシフトして、「筆」の生々しさの伝承を忘れてしまいました。
実は、芸大など、日本の美術学校で、筆さばきを教えられる先生は全国でひとりもいない、という信じられないような状況です。
筆さばきによる絵の面白さは、日本美術史上では、雪舟>狩野永徳>俵屋宗達>伊藤若冲>河鍋暁斎>竹内栖鳳
と脈々と受け継がれてきました。一応注釈をつけると、上にあげたリレーは美術史学的なものではなく、私がとりあげるべきと思うスターたちです。
今回、コンテンポラリーサイト shukado.com の表紙に彼女の絵を拡大して「どどん」と掲載したのですが、引き伸ばしてもド迫力で迫る人物像は彼女の筆力ならではのものです。
で、実はこのブログ・メルマガ投稿の約一時間後、なんと「インスタ・ライブ」による画家が自ら動画(テレビ電話みたいなもんです)を発信する企画をやります。
インスタライブは、
https://www.instagram.com/shukado_contemporary_tokyo/
のアドレス(インスタに原則スマホではいって、@shukado_contemporary_tokyo のアカウントを見ます。面倒であれば、上記のURLクリックで結構です。)
で本日5月9日午後二時からはじまります。
そして、なんと10日夜9時(遅い時間で失礼)も、今度は服部と私の対談も行います。
ぜひとも、ご覧ください。